【SDGsへの取り組み】海洋問題について

こんにちは。7&COLORS(代表:鈴木七緒)です。

近年、『海洋ごみ問題』が社会問題になっています。そんな中、ようやく世間に認知され、レジ袋の有償化やプラスチックストローの廃止などが開始されました。ところで、海洋ごみの5~8割は河川を通って海へと流出していることをご存知でしょうか。

今回はSDGs 目標14「海の豊かさを守ろう」で海洋汚染の原因となっているマイクロプラスチックについて調べてみました。

マイクロプラスチックとはどのようなもので、なぜ問題となっているのか。
調べてわかったことをまとめました。

■海洋プラスチックごみによる問題

海洋に流れ出ているプラスチックごみの量は、世界全体でおよそ年間800万トン(2016年時点)に上ります。
このままの状態が進めば、2050年には海にいるすべての魚の重量を上回ってしまうと予測されています。

海洋に流れ出たプラスチックは海岸に打ち上げられると紫外線により強度を失い、風や雨によって粉々になっていきます。
これをマイクロプラスチック(サイズが5mm以下)と呼びます。

マイクロプラスチックの表面には、有害な化学物質が付着するケースが指摘されており、これが問題となっているのです。

引用:日本財団ジャーナル

参考文献:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html

■マイクロプラスチックによる問題

マイクロプラスチックの流出によりどのような問題が起こるのでしょうか。

海に流出したマイクロプラスチックは魚の体内に蓄積されていきます。
マイクロプラスチックを口にした魚は、やがて大きな魚や鳥に食べられます。

食べられた際に、マイクロプラスチックが消化器官に詰まったり、傷つけることにより生死に直結する脅威となります。

これは人間も例外ではなく、マイクロプラスチックは人間の体内にも侵入しているのです。

引用:Copyright 2022 gooddo マガジン

参考:海洋プラスチック問題について |WWFジャパン

■生態への影響

水中の有害化学物質との親和性が高いことからそれらを吸着することが知られています。マイクロプラスチックに付着した有害化学物質は食物連鎖を通じて生物濃縮されます。生物へ及ぼす影響については研究途上にあると言えます。ナノサイズまで細かくなったプラスチックごみは物理的にはプランクトンや稚仔魚にも取りこまれることが分かっており、今後、予防原則的な措置が必要になってくるでしょう。

■人体への影響

人体への影響はまだ明確になっていませんが、ヒトの細胞の室内実験では下記のような影響があるという研究結果が挙げられています。

・女性…乳がん・子宮内膜症の増加
・男性…生殖機能低下
・胎児…発育異常・知能への影響

マイクロプラスチックが体内に蓄積されていくことで、今後どのような影響があるかは未知数です。
今から蓄積されていかないようにしていくことが大事ですね。

■今後の取り組み

今回はマイクロプラスチックによる影響について調べてみました。

人間が出したごみが自然や海の生物だけでなく、回り回って私達の健康に影響を及ぼしていくことが分かりました。今はまだ重大な問題にはなっていませんが、今のうちから対策していくことが必須です。増え続ける海洋ごみに対し、私達一人一人が普段からごみを減らす努力をすることが、何よりも効果的です。

7&COLORS(代表:鈴木七緒)では、3R(「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」)を意識し、プラスチックごみを出さないための工夫をし、意識することで海洋プラスチックごみ削減にもつながります。リデュースはマイバックの持参によるレジ袋や使い捨て食器の削減、リユースは詰め替えの使用によるボトルの再利用と廃棄ボトルの削減を意識し、環境にやさしい商品の選定に努めていきます。
そしてリサイクルはプラスチックを分別回収し原料として再利用につながる取り組んでいきます。

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