こんにちは。株式会社7&COLORS(代表:鈴木七緒)です。
私達の生活において、水道・電気・ガスは欠かせないライフラインです。
世界には様々なライフラインがあり、人々の生活を支え、快適な生活をおくるために活躍しています。現代では、環境問題に配慮した地球に優しいクリーンなエネルギー源として期待されている「再生可能エネルギー」があります。
近年、持続可能な世界を実現するための取り組みとして推奨されているSDGsですが、その中の7項目にある「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に対して、取り組んでいる政策の一つが再生可能エネルギーの主力電源化です。
今回は、「再生可能エネルギー」とはどういうものなのかご紹介していきます。
■再生可能エネルギーとは
石油や石炭、天然ガスなどの化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。
再生可能エネルギーと言っても、どのようなエネルギーか分からない方もいると思いますので、再生可能エネルギーの特徴をご説明していきます。
太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源です。
再生可能エネルギーは、上記で述べたように地球環境に配慮したエネルギーです。それを踏まえた上で、現状、私達が使用している石油や石炭、天然ガスといったエネルギーは、地球環境にどのような影響を与えているのかを知ることも大切です。
■日本の現状
日本の温室効果ガス排出量を示したものが、下の図になります。
2011年東日本大震災以降、温室効果ガスの排出量は増加しており、2013年度には過去最高の排出量だったことが分かります。
また、資源に乏しい我が国は、エネルギーの供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が8割以上を占めており、そのほとんどを海外に依存しています。特に東日本大震災後、エネルギー自給率は10%を下回っており、エネルギー安定供給の観点から、この改善を図っていくことが重要です。再生可能エネルギーは国産のエネルギー源であるため、エネルギー自給率の改善にも寄与することができます。
引用:総論|再エネとは|なっとく!再生可能エネルギー (meti.go.jp)
現在日本は、エネルギー供給のほとんどを海外に依存しています。日本のエネルギーは海外に握られているといっても過言ではありません。再生可能エネルギーは、自国で作り出すエネルギーの一つとして、今後普及していくことで、海外へのエネルギー依存の割合も少なくしていけるのではないでしょうか。
■日本の再生可能エネルギーの課題
下図は、世界の電源構成を示した図になります。(2017年度)
日本の電源構成に占める再生可能エネルギー比率は約16%となっており、ドイツやイギリスといった諸外国と比べて低い水準です。
再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、世界に比べて高い再生可能エネルギーの発電コストを低減させていく必要がある日本では、※FIT・FIP制度や技術開発などによってコスト低減も進めています。
※FIT・FIP制度とは
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。
引用:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/surcharge.html
また、再生可能エネルギーの課題として、以下のような課題があると一般的に言われています。
・長期的に安定した電力の供給
・大規模な停電などが発生する恐れ
・費用が高い
・設置するのに時間がかかる
・発電量や季節、天候に左右される
課題は多くありますが、先進的な海外の手法を導入しながら、系統制約の解消に向けた新しいルールづくりを設けたりと、主力電源化へ向けての取り組みは進んでいます。
■今後の取り組み
再生可能エネルギーは既に私達の身近なところでも設置されています。その中でも「太陽光発電」や「風力発電」が身近にあると思います。
広大な土地にソーラーパネルや風力が設置されている光景も目にすることは少なくないでしょう。あるいは家庭用に設置できるソーラーパネルも普及してきています。もちろん太陽光や風力は身近に取り組める一つでしかありません。
現在は電力会社が選択できる時代です。電力比較サイトを見てみると、再生可能エネルギーから作られた電気も選択することできます。数ある選択肢の中から、環境に配慮したものを選択していく姿勢も大切です。環境問題への小さな取り組みの積み重ねが、未来の日本そして世界、地球全体の環境問題を抑制すると考えます。会社としても、環境に対する取り組みが必要不可欠です。
株式会社7&COLORS(代表:鈴木七緒)も一企業として、まずは身近にできる「使っていない家電製品の電源プラグを抜く」や「電源をこまめに切る」などして節電に取り組んでいきます。このような小さな行動の積み重ねが、未来の日本に良い影響を与えていくと信じ、取り組んでまいります。